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裁判員裁判ゲームでは、刑事事件についての議論を比較的手軽にできます。
その裁判員ゲームを元に、 中学・高校等の授業でも使用しやすいように工夫しました。
■高校生版の設計における目標
- 事案の内容の簡略化と分量の軽減を行い、30分内に収める
- 従来は名刺大のカードであったが、A4用紙に印刷することで、教員がゲームの下準備にかける手間を簡便にする
- シナリオをさいころで組み合わせる方式にし、ゲーム性を高める
- ネガティヴな評価カードを言いかえ、日常の人間関係を持ち込みにくい構造にする
■裁判員裁判ゲーム(中高生版)の内容物
- ほめシート
- 目標カード(自分で「あがり」の条件をきめる)
- トピックカード(4種類のトピックが書かれている)
- シナリオ (被告人、被害者、動機、凶器と犯行の様子が3種類ずつ書かれている)
- マニュアル
- サイコロ
■ルール
- 班作り 4人〜6人程度で一つの班をつくる。
- 事件作り 人物、動機、凶器と犯行の様子を、サイコロを振って組み合わせる。
- 「あがり役」決定 目標カードを塗りつぶし、それぞれの上がりの条件を決める。
- 討論 トピックカードを一枚引いて、そのテーマ(例えば凶器の使い方から殺意があったと思うか)について議論して、みんなで一つの考えをまとめる。
- 評価 お互いの発言を評価し、ほめシートの該当部分をそれぞれ1カ所塗っていく。
- 「あがり」判断 ほめシートの塗られた部分が、目標カードの条件をすべて満たせばあがり。
■ゲームの射程
実際の裁判との相違のうち主たるもの
- 公判(証人や被告人に対する尋問など)が含まれていない
- 裁判官が評議の場にいない
- 量刑判断を含まない
■ダウンロード
裁判員裁判ゲーム(含む説明書)<PDF 10MB>
■連絡先
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